#1 エサの与え方について
エサを与える時間は「朝と夕方の2回、5分で食べ切れる量」というのが一般的なエサの与え方です。
エサの与えすぎは初心者がよくやる間違いのひとつです。熱帯魚を飼い始めた頃は、つい世話を焼きすぎてしまってエサを何回も与えてしまいがちですが、それは水の汚れる大きな原因となってしまします。魚の為にも我慢してエサは決まった回数与えるようにしてください。
※また、照明を暗くする直前に与えることは魚がお休み状態になってエサを食べなくなるのと、エサを消化できないので避けたほうがよいでしょう。
#2 水換えについて
日ごろのメンテナンスで一番重要なのが水換えです。
水槽内の水というのはろ過装置を設置していても亜硝酸、硝酸塩といった魚に有害な物質が溜まっていきます。その為、魚が病気になったり、死亡することも少なくありません。1週間に一度ぐらいの頻度で水槽内の水を換える必要があります。
※水槽内の水を全て取り換えるのは魚に負担をかけてしまいますので水換えを行う水の量は3分の1程度にしましょう。
※水換えを行うのは大変ですがいまでは水換えを簡単に行えるようなホースも販売されていますので、そのような商品を使うと水換えがおっくうにならなくて良いと思います。
#3 水槽のお掃除
キレイな水槽を維持するには水換えだけではなく、コケやゴミを除去する必要があります。
水槽には魚の老廃物をはじめとして様々なゴミが溜まることがあります。とくに流木やアクセサリーの周りにはゴミが溜まりやすく、そのままにしておくと水の汚れにつながりますので小まめに取り除く必要があります。その際には網やスポイトを使うと楽に掃除ができます。
また、水槽の掃除といえばコケの除去です。ペットショップへ行くと様々なコケの抑止剤が売られていますが、水草にダメージを与えることもありますし、コケの発生を完全には抑制できないので、その分は自分で取り除かなくてはなりません。コケの掃除には磁石の力でガラス面を挟み込んでコケを除去する製品や、プラスッチク版でコケを除去する製品などが売られていますが、台所用のスポンジなどでも十分にコケは除去できます。
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【コケの原因】 | ・照明の照射時間が長い ・照明が強すぎる ・ろ過装置の機能低下 |
・魚の数が多すぎる ・エサの与えすぎ ・水換えをしていない |
#4 日ごろのチェックポイント
魚が健康かどうか?飼育器具は正常に動いているか?日ごろからチェックしましょう。
・エサを食べているか?
エサを与えるときは魚の健康状態を知るいいチャンスです。元気にエサを食べているようなら良いですが、エサを口に含んでも吐き出してしまったり、そもそもエサに寄り付かず食べようとしない魚は要注意です。
・飼育器具は動いているか?
ヒーターやろ過装置などが万が一故障してしまうと魚の命にかかわります。器具の故障もすぐに気づかなくてはなりません。たとえば魚がほとんど動かなくなりじっとしているようであればヒーターが止まって水温が低下してるかもしれませんし、逆にえら呼吸がはやくなっていればヒーターが故障して水温が上がっているのかもしれません。日ごろから魚を観察し、異常がある場合にはすぐ気づけるようにしましょう。
・魚はきれいか?
健康状態が悪かったり、病気にかかっている魚というのは体の色が薄くなったり、体が白くなったりすることがあります。そのほかにも、ひれがボロボロになっていたり、体に白い斑点がでてくる場合は病気にかかっている可能性が高く、ほかの魚に感染しないうちに素早く対応する必要があります。
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